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知的交流セミナー「現代世界で女性が働くことをめぐって」の開催

 3月29日、マスカット・インターコンチネンタルホテルにおいて、国際交流基金の企画、オマーン社会開発省の協力により、知的交流セミナー「現代世界で女性が働くことをめぐって」を開催しました。講師として、目黒依子・上智大学人間学部教授、中西久枝・名古屋大学大学院国際開発研究科教授、権丈英子・亜細亜大学経済学部准教授が、オマーンに来訪しました。

 目黒教授からは、戦後日本の家族のあり方の変化、主婦のあり方や女性の高学歴化、女性の意識の変化、社会全体の少子高齢化について講義を行い、権丈准教授からは、長時間労働傾向や女性のパートタイム労働などといった日本の労働環境の特徴、日本の経済成長と女性労働の関わり、今後の日本社会と女性のワークライフ・バランスについて講義を行いました。その後、中西教授のリードのもと、参加者との間で活発な質疑応答がなされました。

 このセミナーには、シャリーファ・ヤフヤイーヤ社会開発大臣、国家評議会議員、政府関係者、会社員などあわせて110名程度が参加し、報道でも大きく取り上げられ、高い関心を呼びました。