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「平安日本庭園」のご紹介2015年2月25日掲載 ![]() ![]() マスカットから西に60kmほど離れたナシーム公園の一角に,「平安日本庭園」と呼ばれる日本庭園があります。 「オマーンに日本庭園?」と驚かれる方も多いかもしれませんが,その構想は,2000年にカブース国王即位30周年の記念として,当時の神長善次大使を中心に練られ,アブドゥッラ・ビン・アフマドマスカット市長をはじめ両国官民の協力のもと,2001年5月31日に開園しました。日本・オマーン友好親善の象徴として約7000平米の広大な敷地に建設されたこの庭園は,当時,アラビア半島初の本格的な日本庭園と称され,現在でも市民の憩いの場となっています。 2015年2月,久枝大使夫妻と館員数名でこの「平安日本庭園」を訪れました。開園から約15年が経過しているため,庭園がどのように維持されているのか気になっていましたが,3つの池を中心に灯篭,重塔,東屋,藤棚などが配され,日本庭園の面影を端々に残していました。 現在,この庭園の管理はマスカット市が行っており,木の剪定や水の浄化など基本的な維持作業は続けられています。 この日本庭園のあるナシーム公園は,週末になると5000~6000人もの人が訪れ,多くの家族連れで賑わうそうです。訪問した当日は,毎年この公園で行われるマスカット・フェスティバルのための大きな恐竜の模型がいくつか配置されていました。
(派遣員 記) ![]() ![]() ≪ページトップへ≫ |