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クリミア・コンゴ出血熱についての注意喚起


2016年5月3日掲載


 複数の当地英字紙によると、今年に入って先月までに6件のクリミア・コンゴ出血熱感染例が確認され、先月だけで2名が死亡しております。
 オマーンに渡航・滞在される方は、下記参考情報等で最新情報の入手に努めるとともに、ヒツジやヤギ等の感染するおそれのある家畜動物との接触を避けるなどの一般的な感染防止への配慮に心掛けてください。

【クリミア・コンゴ出血熱】

 クリミア・コンゴ出血熱ウイルスによる発熱性出血熱を特徴とする感染症です。このウイルスは、ヒツジなどの家畜とマダニの間で維持されています。死亡率の高い感染症で、北半球では4月から6月に流行します。特に中央アジアや中東では、毎年患者が発生しています。


感染経路
マダニに咬まれたり、感染動物(特にヒツジなどの家畜)との接触。


主な症状
2~9日の潜伏期ののち、発熱、関節痛、発疹、紫斑(出血)、意識障害など。


感染予防
長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履きなどは避ける。家畜などにむやみに触れない。


参考情報
  • FORTH/厚生労働省検疫所「クリミア・コンゴ出血熱」
  •   http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name38.html
  • 国立感染症研究所「クリミア・コンゴ出血熱とは」
  •   http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/345-cchf-intro.html






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