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平成23年3月11日に発生した標記大震災に対しては,オマーン国内の様々な方々から真心のこもった弔意や激励の気持ちが寄せられています。皆様の同情と連帯の念に感謝申し上げると同時に,幾つかのエピソードをご紹介します(平成23年5月3日現在)。
5月11日,森元大使は,PDO (Petroleum Development Oman)スクールに招かれ,25か国出身の303人の生徒を代表する3人の生徒から義援金を受領しました。この義援金は,同校PTAが開催したベーク・セール(パン,ケーキ,クッキー等のチャリティバザー)の売り上げに学校側の寛大な寄付金をあわせたものです。義援金は,全額義援金口座("Friends of Japan")に振り込まれました。
5月2日,オマーンLNGのブライアン・バックリーCEO及びカルハットLNGのハーリブ・アル・キタニ社長兼CEOは幹部と共に大使館を訪問し,森元大使に義援金を寄贈しました。複数の日本企業が両社に出資しているだけでなく,両社のLNG生産設備の建設にも日本企業が深く関わっており,LNG生産を開始してからも両社は日本の商社,ガス会社,電力会社と緊密な取引関係を維持しています。式典には,両社に出資している日本企業を代表して斎藤豊之信・三菱商事マスカット駐在事務所長,服部義幸・中東三井物産マスカット事務所長及び堤孝行・伊藤忠商事マスカット事務所長も参加しました。
5月1日,森元芳子大使夫人は,大使公邸にて英国系婦人を中心に社会活動を行う当地NPOウーマンズ・ギルド・イン・オマーン(WGO)のサリー・スリープ会長,会計担当のジョー・ブルームヘッドさん及びエイリーン・ウッズさんの訪問を受け,WGOメンバーによる義援金を受領しました。
4月24日夕刻,クルム自然公園にて,オマーン・スポーツ省がオマーン世界青年の船同窓会やスポーツ団体と共催する形で「Oman Youth Solidarity Walk with Japan Tsunami Victims」と題するチャリティー・ウォーキングが開催されました。同ウォーキングには,森元大使夫妻,ラシャッド・アル・ヒナイ・スポーツ省次官,モハメッド・アル・ザラフィ外務省次官(元駐日大使)の他,スポーツ関係者,多くの日本人及びオマーン人が揃いのTシャツを着て参加しました。当日は,保健省や民間企業による展示の他,スポーツ団体によるバザーも行われ,収益は義援金として義援金口座に振り込まれました。
アル・ハッサン・グループからの義援金寄贈
4月19日,森元大使は,アル・ハッサン・グループのマクブール・アリ・ハッサン社長及び木村竹次グループ・ビジネス開発部長の訪問を受け,同グループからの義援金を受領しました。アル・ハッサン・グループは電気・エネルギー分野で日本企業と緊密な協力関係を築いています。
4月18日,オマーン人男性と結婚した日本人女性からなる「桜の会」がインターコンチネンタルホテルで東日本大震災被災者支援のためのチャリティー・クラシック音楽会・バザールを開催しました。イベントはコンジ・オマーン商工会議所会頭を主賓とし,オマーン・日本友好協会の後援の下で開催され,ロイヤル・シンフォニー・オーケストラの音楽関係者を始めとする様々な音楽家がボランティアで音楽会に参加しました。
コンサートの合間にはオークションも行われました。バザールの収益と併せて集まった全ての義援金は特別口座に振り込まれる予定です。
4月16日,オマーンLNGに関係する婦人方のイニシアチブにより,ルムヒー石油・ガス大臣を主賓として東日本大震災被災者支援のための日本友情ゴルフ・トーナメント及びディナーが開催されました。ルムヒー大臣は日本との縁が深く,昨年11月5日には皇居において旭日大授章を天皇陛下から親授されています。また,そのゴルフの腕前はプロ級と言われています。これら二つの行事を通じて,石油・ガス関連業界を中心に多くの企業や個人の協賛の下,多額の義援金が集まり,その結果が森元大使にディナーの席で伝達されました。
4月13日,森元大使はアメリカン・インターナショナル・スクール・オブ・マスカット(TAISM)に招かれ,低学年を中心とする生徒が,校長,教員などの関係者と共に催した日本を励ます会に出席しの折鶴を作り,その折鶴で日本やオマーンの国旗を形作ったり,カフェテリアに飾り付けたりして日本国民への連帯と友情を示してくれました。
4月12日,森元大使はロイヤル・フライト・スクールに招かれ,義援金と生徒達が折った千羽鶴を受け取りました。同スクールは,元々は国王専用機の運用に携わる人々の子弟のために設立された幼稚園も付属する小学校だそうです。生徒達は,支援活動として企画された競泳大会への参加やノー制服デー(制服を着てこなかったことを理由にペナルティーとして違反金を払うことになっているそうです)など幅広い活動を通じて募金を募ったほか,教師や父兄も生徒達の募金活動に協力したそうです。
4月6日,在オマーンのマレーシア大使館婦人部の発意にブルネイ,タイ,インドネシアの婦人会が賛同して,マレーシア次席宅において東日本大震災被災者の方々のためのチャリティー・バザールが開催されました。各国の婦人方が自国の料理や産物を持ち寄って行われたバザールの収益は,後日,在マスカット大使夫人会合の席で全額森元大使夫人に手渡され,義援金口座に振り込まれました。
4月6日,ブリティッシュ・スクール日本人生徒の保護者が中心となり,折り紙アートの販売を行い,その売上金は義援金口座に振り込まれました。
4月4日以降数日間にわたって,当国を代表する電話会社オマーンテルが募金活動の趣旨に賛同して,同社携帯電話の加入者8.5万人に対しSMSにて義援金口座の案内を無料で発出"し,募金を呼びかけました。
3月30日,ABA日本人生徒の保護者が中心となり,千羽鶴の展示や折り紙アートの販売を行い,その売上金は義援金として寄付口座に振り込まれました。
3月29日,オアシス幼稚園及びアブアドナン保育園の日本人園児の保護者が中心となり,チャリティーセールを行いました。折り紙アート,クッキー,古本や古着などの販売を通じて得られた売上金は義援金口座に振り込まれました。
3月27日のチャリティー・ブランチでは,アル・ブスタン・パレス・ホテルの食料飲料・ハウスキーピング担当の従業員有志一同からの激励の寄せ書きが義援金と共に寄せられました。
3月27日のチャリティー・ブランチでは,日本人会婦人部有志一同から千羽鶴の寄贈を受けました。千羽鶴は,チャリティブランチの際,会場内に掲示しました。
3月27日のチャリティー・ブランチでは,ABAの生徒達から千羽鶴の寄贈を受けました。真ん中には生徒達の書いた励ましの言葉を記したのし紙が下がっていました。千羽鶴は,チャリティー・ブランチの際,会場内に掲示しました。
3月27日午前11時から午後4時まで,大使公邸にて森元芳子大使夫人主催のチャリティー・ブランチが開催されました。この企画には26カ国の大使夫人・国際機関長夫人が中心となってそれぞれ自慢の自国料理を持ち寄り,当地各界で活躍する婦人方を招いてチャリティー形式で義援金の募金活動を行いました。150人を越える来訪者の義援金は全額義援金口座に振り込まれました。
3月26日,市内に住むある民間会社にお勤めの方から弔意を示すメッセージが書かれた折鶴を義援金の振込領収書と共に受領しました。
3月23日~24日,ABA日本人生徒の保護者が中心となり,185個ののり巻きセットに折鶴を用意し,義援金募金活動を行いました。
3月23日,森元大使はUPISを訪問し,震災で被災した人々に宛てた生徒達の詩の朗読や弔意の言葉を受け取る一方,同校副理事長から義援金を受領しました。また,大使は,学校訪問中,「算数天才教室」を視察しましたが,そこではソロバンを使った授業が行われていました。UPISでは,日本の教育制度を学ぶためにこれまで教師や生徒が日本を訪問しているのだそうですが,ソロバンが同校と日本との関係を象徴していました。
3月21日,森元大使は,Jonghyun Choe韓国大使と共に在オマーン韓国人コミュニティー代表J.B. Kim会長の訪問を受け,オマーン在住の韓国の方々からの義援金を受領しました。韓国人コミュニティーは約400人と日本人コミュニティーの約4倍です。Kim会長によれば,日韓両国の友情の証として募金活動が広くコミュニティー内で行われたそうです。
3月19日,森元大使夫妻は,スルタン・スクールを訪問し,生徒達が製作した千羽鶴の寄贈を受けました。鶴の製作にあたっては,日本人会婦人部有志が協力して生徒達に鶴の折り方を教えました。受け取った千羽鶴は,27日に実施したチャリティブランチの際に会場内に掲示しました。また,大使夫妻は,同校の低学年生徒達が描いた鶴の絵も受け取りましたが,そこには哀悼の言葉が記されていました。
3月19日,森元大使は,モハメッド・バフワン・オマーン・日本友好協会理事会会長(サウド・バフワン・グループ会長)と共同で,今次震災による被災者の方々に対する義援金を受け付ける専用の銀行口座"Friends of Japan"の開設に関する記者会見を実施しました。
3月18日~21日の間,在オマーン・トルコ大使館は,本国政府の指示により,我が国への弔意示すため,半旗の掲揚を行いました(左の写真がトルコ大使館。右の写真は同時期の日本国大使館)。
3月13日~23日,当館にて弔問記帳を受け付けたところ,228名の方々が弔問に訪れました(下の写真は,上段左からアラウィ外務担当大臣,ザワウィ外交担当国王特別顧問,下段左からラーウィヤ高等教育大臣,クサイビ元駐日大使・現外務省北米局長)。また,この他にも多くの方々から弔意の表明を頂きました。