4.二国間関係
(1)我が国との交流の歴史
オマーンと我が国との関係は、1924年に地理学者志賀重昂がマスカットを訪問し、当時のタイムール国王に謁見、そしてそのタイムール国王が退位後1936年に来日し、日本女性と結婚して神戸に滞在し、ブサイナ姫と呼ばれる王女をもうけたなどのエピソードはありますが、本格化したのはカブース国王の即位後1970年代以降のことです。
我が国は、1971年にオマーンを国家承認し、1972年に外交関係を樹立しました。しばらくは、サウジアラビアの日本大使館がオマーンを兼轄していましたが、我が国は、1980年10月にマスカットに兼勤駐在官事務所を設置し、1983年3月に同事務所を正式な大使館に格上げし、本任大使が着任しました。
1994年11月には皇太子同妃両殿下がオマーンを訪問し、両殿下は国賓級の待遇で迎えられました。この歴史的な御訪問は、両国の関係強化の大きなステップとなりました。
(平成21年8月 更新)
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