大使室から

令和5年5月14日

 
 オマーンが新型コロナに係る行動規制を撤廃してからまもなく一年です。日本でも従来の水際措置の撤廃や、新型コロナの5類指定など新たな時代に入りました。日本とオマーンとのますますの往来や交流を、心配なく進めていける時代になりました。
 
  既に年明けから、多種多彩な人々の往来が両国間で始まっています。日本からは、大規模なところではベテラン卓球選手権参加の選手団、関西中心のビジネス代表団(小林前大使のご采配でした)、中東協力センター主宰のビジネス代表団、東京大学中東地域研究センター代表団が当地を来訪され、ほか、個別に関係企業や府省の幹部来訪がありました。大型事業の署名式なども報道されました。
 
 オマーンから日本へも、「気軽に」足を運んでもらえる感じになりました。2月には世界青年の船日本大会への代表団、3月にはアル・シディ海軍少将(国防大学長)率いる国防大学研修団や、シュアイリー住宅・都市計画大臣の訪日がありました。
 
 4月にはアル・ブサイディ文化・スポーツ・青年省次官が2025万博オマーン国内委員会ゼネラル・コミッショナーの立場で大阪を訪問し、万博の起工式に参加しました。国内委員会のトップはジーヤザン殿下で、大阪・関西万博へのオマーン側の強い関心を感じます。そのうち、ミャクミャク様のピンバッジをつけたオマーン人の姿をあちこちで見かけることになるはずです。
 
 まもなくG7広島サミットが開催されます。ゲスト国に中東の参加がないのが残念ですが、G7で提唱されよう平和と繁栄への決意については、オマーンで、中東各国で、それぞれの現場で共有に努めていくということかと思います。共鳴し合える事柄を増やしていけるよう、努力を重ねてまいります。
(略歴はこちら
 

歴代在オマーン国日本大使

第14代 山本 条太(2022年1月11日~)
第13代 小林 利典(2018年10月17日~2022年1月3日)
第12代 齊藤 貢(2015年12月2日~2018年9月19日)
第11代 久枝 譲治(2011年10月14日~2015年11月20日)
第10代 森元 誠二(2008年6月24日~2011年9月22日)
第9代 大森 敬治(2005年3月6日~2008年6月8日)
第8代 萩 次郎(2001年11月16日~2005年2月19日)
第7代 神長 善次(1998年9月30日~2001年10月29日)
第6代 香田 忠維(1995年11月12日~1998年6月7日)
第5代 伊集院 明夫(1994年1月25日~1995年10月24日)
第4代 塙 治夫(1991年8月21日~1994年1月9日)
第3代 小原 武(1989年4月15日~1991年7月10日)
第2代 古川 清(1986年3月3日~1989年1月5日)
初 代 加藤 淳平(1983年3月10日~1986年1月17日)